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光と波の調和 3   - 新たな視点 -

  臆病は、パイプを細くする。流れも細く、勢いも細い。
 時には恐怖に慄き、自らパイプを潰してしまう勢いさえもある。

 いらないブレーキをかけたまま、アクセルを踏んでいるようなものだった。



...つづき

 そんな彼女は、新たなる視点を発見した。
 パイプという限界をなくすことを。
 
 彼女は、パイプを取り払った。もうブレーキもアクセルもいらない。
 流れるままに広く大きな大地があれば、その勢いは川となり海となり、大きな恵みとなる。
 海や無限と一体化すれば一心同体そのもの。


     
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 彼女は昔、経験の数ほど人の器を大きくするという話をよく耳にしていた。
 器を大きくかぁ。、ある時は大きく見せようと、ある時は強く見せようとしていたこともあった。
 そして、見せかけの器は、すぐにバレることも知っていた。
 すべてを隠すこともなく、飾ることもなくなり、徐々に徐々に自然体の器に近づいていった。

 それでも何かが足りない。
 器を大きくするために、その器にいっぱいいっぱい詰め込んだ。
 あれも、これも、それも、それも。

 それでも、何かが足りない。
 あれか?それか?ここか?そこか?たくさんの挑戦をしてきた。

 それでも、それでも、何かが足りない。 
 あっちか?そっちか?どこか?どこまでも。。。


     
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 彼女は月日と共に多くの知識と知恵と経験を積んできた。
 しかしそれでもまだすべてを網羅し経験するには、ほど足りない。
 彼女が求めるものは、果てしなく遠いい、、、
 彼女には、それでもまだやりたいこと、やることはたくさんある。
 生きている間にすべてをやり尽くそうと、いつも手足が焦っている。
 だからなのか、彼女はいつも忘れ物が多いのだ。


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 人は、どんな時代であろうと、どんなになにかを持っていたとしても、どんなに幸せであってもいつも何かが足りないのだ。
 見えないなにかを探しつづけていく。。。なにか心が満ち足りるものを。


 そんな彼女に、変化が起きた。


 今の彼女に、もう器はいらなくなった。
 そう、彼女は昔耳にしていた器の発想を切り替えた。器自体を辞退することにした。
 宇宙の恵みは、どんな大きな器でも入りきれないのだ。
 何かが足りないと感じるのは、小さい器しか用意していないからなのだ。
 どんなに大きな器であったとしても、宇宙に比べたら、ほんに微々たるものだ。
 これ以上入らない器なのに、もっと入れようとする。もっともっともっと。もっと症候群。
 器がいらなくなれば、そこに入れようとはしない。なぜなら、すでにそこにあるから。


 満ち足りるもの。そう、それは、瞬間瞬間に現れては消え、現れては消えていく。
 その繰り返しなのだと。
 そう、瞬く光のように。一粒の滴(しずく)のように。
 一粒の滴(しずく)は地面に落ちるまえに気づくこと。
 気づけばそこは、いつも満ち足りている。
 忙しいほどに、その光・その滴(しずく)は絶え間なく滴り注いでいる。
 そして、水たまりとなって、川となって海の恵みになっていくのだろう。

     
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  シンクからあふれ出したその滴(しずく)とその集合体は、彼女に大きな恵みをもたらした。




 




                                                    ・・・ つづく ・・・


 光と波の調和 1. 2.
by atsu_at3 | 2015-02-20 07:00 | 発見
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