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彼女のプロセス 1

この物語は

師匠の導きの中での、彼女のプロセス。

彼女の意識と思考・感覚が織りなす世界をお楽しみください。


貴女はプロセスを楽しみきっていますか?
貴女のプロセスは貴女だけの宝物。

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 彼女は常に答えを求めていた。
                
 
 答えを出すには、自力の検証が必要で、検証は自分でしてこそ意味がある。
 さもないと、ただ聴いた話、見た話、ただ分かった話になる。
 それは、表面上であり、相手の答えをただただ鵜呑みにするだけとなる。。

 
 彼女は、色んなことを聴いてきた。見てきた。やってみた。
 まだまだ足りないくらいだ。
 実際に見ないとやってみないと気がすまないタイプなのだ。

 しかし、今まで検証までは至らなかった。
 聴くこと。見る事、やってみたことが多いからこそ、
 なぜ?も多くなっていたのだ。
 経験だけでは分からない。
 検証してこそ解ることがある。


 検証の必要性は、師からの教えである。


 その検証の方法や、手立ては、師匠が常に導いてくれている。

 
 彼女はもちろん検証の仕方、方法なぞ知らない。始めてのことから始まった。
 必要性もよく分からないところから始まった。
 正直、クッソーーと思うこともあっただろう。
 汗も・涙も・流し、そして時には足掻き(あがき)、もがき、かわいらしさがある暴言も時にはあっただろう。。
 多少のかわいらしさのある暴言は、師はさら~と聴き流してくれていた。
 かわいらしさのない暴言は、すぐさま謝るかわいらしさも彼女にはあった。なので許された。


 
 検証には、時間も要し、忍耐力も必要だ。
 自分を信じ切ることも必要だ。
 自分を信じ切れるかどうかの検証にもなっているのか。。と思うほどに。
 

 
  人は時に、何かに疑いを持つこともあるだろう。
  それは、誰でもない。他でもない。なんのせいでもない。
  自分自身を信じ切れていない時である。
 
  幸いなことに、そこは彼女はすでに知っていた。
  なので、多少の心の動揺や変動にはその都度、臨機応変に対応し、乗り越えていった。




                                                      ・・つづく

 
# by atsu_at3 | 2015-03-21 15:04 | 物語

師匠の導き 7

この物語は、師匠と彼女。

「師匠の導きから見い出す、彼女の感覚」です。

 師匠の導きから、彼女の意識と思考・感覚が織りなす世界をお楽しみください。

  貴女は師匠の存在に気づいてますか?
  貴方の師匠は、既にそこにいる。


      師匠の導き 1. 2. 3. 4. 5. 6. 7


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「いつかヒントなしで自分で答えを出せる時期がくる。質問も減るであろう。」

   師匠は言っていた。
  

    
    「答えがないのが答え」
     そんな答えは、答えを知りたい人には、知る由もない・・・。
     そう、答えになっているとも思えない。 
     
     彼女もその答えを師匠から聞いていたはずだ。
   、 それを聞いた彼女の返事は、
     「そんなん!意味がわからん!」

     その時、彼女は子供騙しの答えだと聞き逃しているのだろう。
     「ずっちぃ~」
     とまで彼女は言っていたに違いない。

      「そのうち分かるから」そう師匠は言っていた。


   
    水か氷か蒸気か、始まりはどこか終わりはどこか。



   「探していた答えには、答えはない。」
   それぞれの答えは、その時々にどう感じるか、
   どう流れるか、どう心に触れてくるかを感じるのみ。

   そして、答えは日々移り変わる。ずっと同じではない。
   成長と共に変わりゆくもの。

   大自然の中で、風を・鳥のさえずりを・雲の動きを、
   水の流れと同様に、時の流れもそう、その時なにを感じるのか。

   そこには自由がある。
   自らを由とするという字で、自由。


   よーく考えると自然の摂理の中にも、答えなどない。
   答えなぞなくとも自然と成り立っている。

   なるほど、、これか。。。〇×で支配される学校、、、
   知らず知らず答えを出す癖が身に付いたのだろう。。
   あ~。やられた。。。

    
    これで彼女は、質問魔から卒業するだろう。。
    そこからまた何かが始まり、彼女はまた新しい何かを感じ取るであろう。。。。


         
# by atsu_at3 | 2015-03-20 05:00 | 物語

師匠の導き 6

この物語は、師匠と彼女。

「師匠の導きから見い出す、彼女の感覚」です。

 師匠の導きから、彼女の意識と思考・感覚が織りなす世界をお楽しみください。

  貴女は師匠の存在に気づいてますか?
  貴方の師匠は、既にそこにいる。


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 「始まりは終わりを示唆する」



     何かを求めて彷徨う彼女の旅は、終盤を終えるだろう。
        そして、またそこから何かが始まる。
           もう始まっているのだ。


    


   始まれば終わるのか、終われば始まるのか。
   すべては始まっているし、終わってもいる。そして、始まってもいる。

    
  最初から答えに頼っていたら答えなど見えない。
  終わりのゴールを目指してもゴールはない。
  始まりもなければ、終わりもなり。
  終わりも始まりも重なっている。メビウスの輪だ。

  毎日、朝が来れば夜が来る。夜が終われば朝がくる。
  朝が先か夜が先か。

   
  人は毎日、生まれ変わっている。始まって終わっていて、終わっていて始まっている。


       毎日が、同じだと思うなかれ。
       
       今までとは違う、昨日とは違う。
       それに気づかずして、ずっと同じ毎日だと思うことこそ、時が止まるのだ。

       時は常に動いている。
       常にそうでなければいけないという常識に囚われるなかれ。

       常識も常に動いている。

  
       人の心も常に動いている。


       永遠というのは、その動きの中にある。




                                              ・・・つづく
# by atsu_at3 | 2015-03-19 13:50 | 物語

師匠の導き 5

この物語は、師匠と彼女。

「師匠の導きから見い出す、彼女の感覚」です。

 師匠の導きから、彼女の意識と思考・感覚が織りなす世界をお楽しみください。

  貴女は師匠の存在に気づいてますか?
  貴方の師匠は、既にそこにいる。


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「点と点が繋がって線になる。線が面になっていき、面が立体になる」



    滴と滴が線となって、面(川)になって広がり、立体(海)になって深さが増す。
    点と点が多いだけ深さも高さも増していく。

     
      一粒の滴から、彼女が目のあたりにした感覚なのだ。


    点と点が多いほど繋がりやすく、広がりやすく深まりやすい。
    循環があって一つの方程式となる。
    
    

    彼女は壮絶な過程を踏んでやっとここまで辿り着いた。

    彼女のいつもの焦りは、ゴールや答えが目的でない。
    次々と何かを解き明かしたい焦りなのだ。

    奥深いなにかが突き動かしている。

    表面上だけでない意味(真理)があることを感じているのであろう。。


    言葉は複雑にできている。

    一見便利だが、反面、人を混乱させる道具にも過ぎない。

    自然の摂理の中では、言葉などいらない。


    触覚。感覚。合図。サイン。発するもの。色々あるが、


    それは複雑なものでなく、ただただシンプルである。
  


      
    




                                              ・・・つづく
# by atsu_at3 | 2015-03-18 05:00 | 物語

師匠の導き 4

この物語は、師匠と彼女。

「師匠の導きから見い出す、彼女の感覚」です。

 師匠の導きから、彼女の意識と思考・感覚が織りなす世界をお楽しみください。

  貴女は師匠の存在に気づいてますか?
  貴方の師匠は、既にそこにいる。


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   「全体を見ろ」


  スタートとゴールの間の過程を見ろということだ。
  滴(しずく)から海への流れの過程を感じろということだ。
  「質問と答え」は知っている。方程式を出せ。


   師匠は相手のタイプに合わせて導く。

    彼女は過程を見ないタイプである。
    過程を飛ばして、スタート地点から目的地に向かって焦るタイプであり、
    高速道路でかなりのスピードでまっしぐら。


    真面目なわけではない。目的地が目的でもない。答えが目的でもない。
    次々に行きたいのだ。次々と何かを解き明かしていきたいのだ。


    彼女は、基本楽天家なので、過程を重視すると目的地は
    どうでもよくなるのを知っている。
    目的地を忘れてふら~とどこかに行ってしまうタイプである。
    大げさに言うと、たった一分で、おそらく数億光年まで遠くにいくだろう。。
    そこは避けたいがために目的地をしっかりインプットしてまっしぐら。


    ちょっと油断すると、どこかにいってしまう。
    それでもいいのだ。
    しかしそれだけでは、欠点は補えず長所も伸びきれず。
    


     スタート地点 ・ ゴール地点  ・ 過程にある数々の点と点 

      
        三点繋がってこそ循環される。一点でも欠けると欠点に成りうる。


    全体を見ろということは、そういうことだ。


    
                                           ・・・つづく 
   
     
              







 
# by atsu_at3 | 2015-03-17 17:00 | 物語